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超音速飛行にも耐えうるアベンジャー・ナイトミッション

野口 浩一

元戦闘機パイロットの野口です。

ジェット機のパイロット向けに製作されたアベンジャーは、極めて過酷なコックピット環境に耐え、さらなるチャレンジのために舞い戻ることができるよう設計されています。航空機のデザインを採用したナイトミッションでは、ケースとベゼルは傷のつきにくいセラミック製、オープンケースバック、リューズ、プッシャー、バックルは金属の中で最高の強度重量比を誇る純チタン製です。ダイヤルカラーは様々な部隊のユニフォームの色合いからインスピレーションを得ています。また、バレルロールができるかどうかを問わず、アベンジャーシリーズは水深300mまで耐えることができ、その握りやすい機能性や耐腐食性構造は絶賛に値するものでしょう。

「この時計は、超音速飛行から困難な任務まで、様々な挑戦に対応するべく生まれました。これらは当社が製造する中で最も堅牢な時計です。」とブライトリングのジョージ・カーンCEOは述べています。

 ではジョージカーンがいう超音速飛行とはどういうものなのでしょうか。
 音は波なので、船が水面を走るように引き波ができます(目では見えないけど)。当然船の先端には波の壁ができ抵抗になります。音も同じで音速を超えるということは、この波の壁をぶち破るということなのです。その時とてつもなく大きな力がかかるので、すさまじい音と衝撃が生まれます。音速を突破した時、その周囲にいるとドカーンというすさまじい音と、家の瓦が飛ぶぐらいの衝撃を感じます。ただパイロットは既に音の前に出ているため、パイロットには何も聞こえません。音速を超えたら、もう抵抗はなくなるので、どんどん加速していきます。コックピット内では、飛行機の内側の音は聞こえますが、外からの音は全くなくなります。これが超音速飛行です。

 ナイトミッションのケースとベゼルはなぜ黒いのでしょうか。
 夜間(Night)にミッションをするときは、コックピット内の明かりを極限まで暗くします。これは敵に見つかることを防ぐためです。時計も一緒で、最も怖いのが反射です。特に月の光が一番怖い。光が反射したとたん黒い夜空にきらりと光るものが目に入り、敵だと感づかれてしまいます。次の瞬間には、レーダーで捕まえられてしまいます。だからナイトミッションのケースとベゼルは黒く作ってあります。

 いかがでしょうか、ジェットパイロットの為に、かつ戦うために作られたアベンジャー・ナイトミッション!
 ぜひ手に入れて欲しいです。

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